プロ津勝利を挙げた阪神・山本翔也(しょうや)=2015年7月4日、神奈川県横浜市中区の横浜スタジアム(納冨康撮影)【拡大】
2軍で先発調整するようになって投げ始めたカーブで打者のタイミングをうまく外し、適度に荒れた制球もプラスに働いた。五回、梶谷に2点二塁打を浴びたものの、リードを保って救援陣につないだ。
阪神は5番手以降の先発投手がなかなか確立できない。そんな中で巡ってきたチャンスをしっかりとものにし、中西投手コーチは次の先発機会も与えると明言した。大事に持ったウイニングボールを「両親に渡したい」と笑った左腕が、混戦のセ・リーグから抜け出す起爆剤となるか。(SANKEI EXPRESS)