ソフトバンク戦で三回に安打を放った西武・森友哉(もり・ともや)=2015年7月1日、福岡県福岡市中央区・ヤフオクドーム(中川春佳撮影)【拡大】
プロ野球は1日、各地で5試合が行われた。注目は西武の森友哉(もり・ともや)。入団2年目の今季、西武の主力打者として成長、球宴にも最多得票で選出されている。
重心を低くした独特の打撃フォームでの「フルスイング」が魅力で、パワフルな打撃を読み解く一つのキーワードが「股関節」。西武の坂元忍トレーニングコーチは「(打撃の際の)左足への体重の乗せ方など、森は股関節の使い方が非常にうまい。同年代の選手と比較しても、股関節周辺の“強さ”もトップレベルにある」と明かす。
一方で「疲れが出てくると、(腰の)沈みこみが甘くなる。股関節周辺にストレスがかかりやすいので、体の“軸”を意識させ、ケアできるようにさせていきたい」と課題も指摘する。
試合前の練習の合間には、坂元コーチとともに体幹強化に取り組む。初選出となった球宴では「フルスイングで本塁打を狙いたい」と力強く宣言した森。長丁場のシーズンでフルスイングを維持するためには、日ごろの鍛錬とケアが欠かせない。(SANKEI EXPRESS)