戦争の経験から米国への警戒感が根強かったベトナムは「今も支配層は親中派と親米派に二分されている」(政府関係者)。
書記長の訪問で両国は、南シナ海問題や2国間の政治、経済問題などを幅広く討議する方針。防衛協力では、ベトナム側は米国による武器禁輸措置の完全解除を求める見通しだ。
米大統領報道官の声明によると、バラク・オバマ大統領(53)は7日にチョン氏とホワイトハウスで会談する。報道官声明はオバマ氏が「TPP、人権、2国間の防衛協力について議論できる機会を楽しみにしている」としている。
米国務省高官はチョン氏の訪米を、1995年の両国の国交正常化から20年の節目を彩る重要行事と位置づけている。
国務省高官は、オバマ氏が国家元首でない外国の要人をホワイトハウスに招くのは異例だが、チョン氏を「ベトナムの最高指導者として迎えることには幅広い合意がある」と述べた。