勝利を決めてガッツポーズするアンディ・マリー=2015年7月6日、英国・ウィンブルドン(ロイター)【拡大】
守備の達人らしく、巧みなリターンでも流れを引き寄せた。36歳のベテランに時速200キロを超えるサーブでエース29本を決められても「パワフルな強打に集中した」と粘り腰を発揮。第3セットは落としたが、凡ミスをわずか9本に抑え、球足の速い芝でノータッチの決定打が62本を数えた。
2年前、英国男子として77年ぶりに頂点に立ったテニスの聖地で8年連続の8強入りだ。「まだベストの状態ではないが、勝つチャンスはある」と闘志をにじませた。(共同/SANKEI EXPRESS)