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年金積立運用益、過去最高の15兆円 「相場次第」の危うさ リーマン時は大幅損失  (1/4ページ)

2015.7.11 08:30

日経平均株価は6月24日、取引時間中に2万900円台に乗せ、1996年12月以来、約18年半ぶりの高値をつけた=2015年、東京都中央区(早坂洋祐撮影)

日経平均株価は6月24日、取引時間中に2万900円台に乗せ、1996年12月以来、約18年半ぶりの高値をつけた=2015年、東京都中央区(早坂洋祐撮影)【拡大】

 利回りも12.27%

 厚生年金と国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は10日、2014年度の運用結果が15兆2922億円の黒字だったと発表した。運用利回りは12.27%で、いずれも過去最高。3月末時点の積立金総額は143兆9509億円となった。株高と円安で運用環境が良好だったことに加え、昨年10月に資産構成の割合を変更して株式比率を拡大したことを反映した。

 ただ、中国の景気減速やギリシャの財政危機など世界経済の先行きは不透明感を増している。株式市場の動向が年金積立金の運用状況を大きく左右する構図は鮮明で、損失を出すリスクと背中合わせだ。

 積立金は長期運用で一定の利益を上げることを想定。単年度の損益は年金額や保険料に影響しないものの、今回の黒字の規模は、厚生年金と国民年金の年間給付総額(約44兆円、13年度)の3分の1に相当する。積立金から14年度中に4兆3658億円を取り崩して年金給付に充てた。

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