7月7日、ホワイトハウスでバラク・オバマ大統領(右)と会談するベトナムのグエン・フー・チョン共産党書記長=2015年、米国・首都ワシントン(国営ベトナム通信=共同)【拡大】
米国側も、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で一方的に岩礁を埋め立てて施設建設を進める中国を警戒している。オバマ氏とチョン氏は会談で中国に対する懸念を共有した。
Q 他の議題は?
A 両首脳は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉妥結に向けて緊密に協力することでも一致した。ベトナムはTPPを通じて、主要産業の一つである繊維業の米市場への大規模参入を期待している。経済面での中国依存を解消する狙いだ。
Q オバマ氏は外交に積極的だね
A 大統領の任期が17年1月に迫り、冷戦期から続く外交課題に区切りをつけて成果を残したいと考えているんだ。核戦争の瀬戸際に至ったといわれたキューバとは59年ぶりに国交回復合意までこぎ着けた。チョン氏の訪米実現も成果の一つとしたい考えだ。