インディーズバンド、サチモス。(写真左から)TAIKING(G)、OK(D)、YONCE(Vo)、KCEE(DJ)、桜打泰平(support_Key_FromSANABAGUN)、HSU(B)=2015年5月3日(提供写真)【拡大】
Suchmos(サチモス)は今年4月にデビューしたインディーズ・バンド。8日発売のデビューアルバム『THE BAY』はiTunesチャートで第1位、全カテゴリーでも最高位4位まで一気に上昇するほど大躍進中だ。バンド名はジャズ界の大御所、ルイ・アームストロングの愛称“サッチモ”から引用するなど、平均年齢23歳ながら音楽への造詣が深く、世代を超えて楽しめる音楽になっている。早速、本紙2度目の取材をYONCE(Vo) とOK(Dr)に行った。
マインドはロック
「“自分たちによる自分たちの気持ちいい音楽を作りたい”という一心でやっているだけなんです」(OK)
個々の音楽趣味は微妙に違いながらも、ジャミロクワイも含むUK発のアシッド・ジャズや、ディアンジェロを筆頭とするブラックミュージックやヒップホップに触発されたという。そこへ洗練されたセンスが加わり、独自のビート感、ターンテーブルのスクラッチも入ったサウンド感、さらに何といっても華も色気もあるYONCEのボーカルが心地良い。