与野党などから見直しや採用破棄への圧力が高まるハディド氏のデザインについても「何よりもシンボリック。一人の人間として言わせてもらえば、残してほしい」と率直に本音を吐露。
高すぎる総工費の解決策については、工事を請け負うゼネコン業者に矛先を向け、「もうからなくても『日本の国のために、日本の誇りのために頑張る』と言っていただけたら、値段もうまくいく」とざっくばらんな物言いで、近くで見守るJSC幹部らも眉をひそめる一幕もあった。
20分間の会見予定の終盤、司会者が質問を制限すると「なんぼでもいいですよ」と質問を促す安藤氏。ただ、10分程度延びた段階で「最後の1問だけ」と今度は自ら仕切り役に。「どうもありがとうございます」。会見を終えた安藤氏は頭を下げて笑顔で会場を後にした。(SANKEI EXPRESS)