計画の白紙が決まった新国立競技場の建設予定地では、取り壊し工事が続いている=2015年7月17日、東京都新宿区(鴨川一也撮影)【拡大】
開閉式屋根は幅広い目的を期待して設置されたものの、最近の利用は雨天時のサッカーの試合に限られていた。屋根を閉めると音が反響して聞き取りにくく、コンサートでも開けて使用。閉めても東京ドームのように密閉されていないため、騒音が遠くまで広がる問題があったという。
大分県が所有するサッカーや陸上などの多目的スタジアム、大分銀行ドーム(大分市)も開閉式屋根を備えている。県によると年20回程度利用されているが、屋根を動かすシステムの故障で、これまでに修繕費が4億9300万円かかっているという。(SANKEI EXPRESS)