首都アテネでの議会審議に臨むギリシャのアレクシス・チプラス首相=2015年7月16日、ギリシャ(ロイター=共同)【拡大】
一時離脱の選択肢主張
「何が何でも合意が必要なわけではない」
首脳会議が行われたブリュッセルに到着したドイツのアンゲラ・メルケル首相(61)が記者団に述べた言葉は困難な協議の前触れだった。
ギリシャに対し一貫して厳格な姿勢を示してきたドイツは首脳会議に先立つユーロ圏財務相会合で、ギリシャのユーロ圏一時離脱の選択肢を声明案に記載するよう主張。この会合は合意に至らず、争いのある部分をかっこでくくって声明案に盛り込み、首脳会議に引き継いだ。
「ギリシャがユーロ圏に残れるよう合意に向けて何でもする」。フランスのフランソワ・オランド大統領(60)は、メルケル氏と対照的な言葉を述べて会場に。独仏両国の間の溝が明確に表れていた。
会議は12日午後4時(日本時間午後11時)すぎに開始。議長のドナルド・トゥスクEU大統領(58)は財務相会合の結果報告を踏まえ、首脳に意見表明を促した。