首都アテネでの議会審議に臨むギリシャのアレクシス・チプラス首相=2015年7月16日、ギリシャ(ロイター=共同)【拡大】
13日午前7時ごろ、合意は不可能とみた2人が4者会談の場から去ろうと立ち上がる。決裂はギリシャのユーロ圏離脱を意味した。「申し訳ないが、部屋から出ることは認められない」。トゥスク氏が強く引き留めた。結局、オランド氏の仲介などで、基金はギリシャ国内に設置し、売却資金の一部は投資に充てることなどで折り合った。
会議は午前9時ごろ閉幕。声明からユーロ圏離脱に関する文言は消え、会場を離れる際、オランド氏はチプラス氏と抱き合った。しかし国民投票で緊縮策を拒否したはずのギリシャが、より厳しい条件をのまされたのは明らかだった。
ジャン=クロード・ユンケル欧州委員長(60)は会議後の記者会見で語った。「国民投票後(ギリシャにとって)状況は悪くなると予告したが、その通りになった」(共同/SANKEI EXPRESS)