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【野口裕之の軍事情勢】集団的自衛権に反対しイジメに憤慨する矛盾 (2/6ページ)

2015.7.20 06:00

村松亮君がいじめを苦に自殺した問題で、謝罪する中学校の校長(左)ら。いじめは度々国会でも問題になるが、現実から目をそらす観念論が先行する点で集団的自衛権に関する審議に似ている=2015年7月13日、岩手県紫波郡矢巾町(共同)

村松亮君がいじめを苦に自殺した問題で、謝罪する中学校の校長(左)ら。いじめは度々国会でも問題になるが、現実から目をそらす観念論が先行する点で集団的自衛権に関する審議に似ている=2015年7月13日、岩手県紫波郡矢巾町(共同)【拡大】

 孤立無援だった村松君

 村松君の死後、父親(40)のもとに同級生や保護者より、悲痛な叫びを裏付ける証言が寄せられた。

 (1)「髪の毛をつかんで顔を机に打ち付けられていた」

 (2)「複数の男子生徒に殴られていた」

 (3)「しつこく砂をかけられていた」

 村松君自身も《なぐられたりけられたり首しめられたり》と、担任に提出する生活記録ノートに記した。でも、恐怖と闘い気持ちを奮い立たせ、懸命に身を守ったようだ。記録ノートには、こうある。

 《ボクはけんかをしました》

 結果《けんかいらいいじめはなくなりました。次にやってきたら殴るつもりでいきます》と綴ってもおり、イジメ集団はひるみ、いじめを中断した。

 しかし同級生らの証言通り、相手は(1)腕力が強く(2)群れ(3)執拗だった。(1)(2)(3)は組み合わさることで、威力と凶暴性を相乗的に高め村松君を追い詰めていく。(1)(2)(3)いずれの要素も、村松君の護身能力をはるかに凌駕する。

村松亮君《次やってきたら殴るつもり》/担任《なぐるのはダメです。先生が代わりに言います》

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