札幌市内にいくつもの滝が点在する。その一つ、有明の滝は落差13メートルで、ミズナラやイタヤカエデに囲まれ、一汗もかかずに森林浴を楽しみながら滝まで訪れることができる。遊び心で透明なアクリル玉に滝を反射させてみた=2015年7月9日、北海道(野口隆史さん撮影、iPhone5s使用)【拡大】
梅雨明けとともに、また今年も暑い夏がやってきた。
長期休暇を利用して、都会の喧噪(けんそう)から逃れ、涼を求めたくなる。家族で、カップルで、あるいは友達同士で、避暑地への計画を立てていることだろう。
ところで涼を求めるといえば、必ず山派と海派とに分かれる。さまざまなメディアやネットのアンケートを見ても、どちらが優勢かはまちまちだ。ある結果は海派が多数で、別の結果は山派が多数なんてことはざらにある。年齢層でも異なるようだが、傾向としてはおおむね若い人が海に行きたがり、年齢が上がるほど山派に転じているようだ。
確かに思い当たる節はある。若い頃のデート先は山よりも海だったような記憶がある。そしてご多分に漏れず、年齢を重ねるごとに断然、山派に転じている。この10年間を振り返っても、海で泳いだ記憶は2回しかない。
今さら長年連れ添って来た嫁と海でデートしても心がときめかない、という理由だけではないが、私にとって山がより過ごしやすい場所となったからだけだろう。なにしろ空気がうまい。マイナスイオンを一度も感じたことはないが、滝の近くにいると音を聞いているだけでも気持ちがいい。山や森の中でエゾリスと出合うと心がときめく。