「地球の気温に影響ない」
ザーコバ教授は「現在の太陽活動周期のデータと比較したところ、われわれの予想が97%の確率で正確だと判明した」と胸を張っている。
だが、この発表に他の気象・気候研究者たちが、「地球の気温の変化は太陽活動によるものではない」と猛反発している。米CNNの専属気象学者、ブランドン・ミラー氏は、CNNに「今のわれわれの太陽周期の詳細予測の能力は、ハリケーンの発生予測と同様、非常に精度が低い」と明言し、今回の研究データそのものを疑問視。
また、米ペンシルベニア大で気象学を教えるマイケル・マン名誉教授はワシントン・ポスト紙に電子メールで「太陽活動が地球の気温に与える影響はほとんどなく、地球温暖化は今後何十年間も続く」と述べ、ミニ氷河期の到来を否定する。