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【東芝不正会計】名門の重圧 ゆがんだ利益至上蔓延 発端は西田・佐々木両氏の対立 (3/4ページ)

2015.7.22 08:00

会見には多くの報道陣が詰めかけた。名門企業のトップが経営をゆがめた代償は大きい=2015年7月21日、東京都内(AP)

会見には多くの報道陣が詰めかけた。名門企業のトップが経営をゆがめた代償は大きい=2015年7月21日、東京都内(AP)【拡大】

  • 歴代社長在任中の利益操作の推移=2009年~2015年

 しかし、当時、日本商工会議所の会頭に岡村正東芝相談役が就任していた。経済3団体のトップの2つを同一企業で占めることに財界から異論があった。

 そこで、東芝相談役の西室泰三・現日本郵政社長が説得し、西田日本経団連会長はなくなった。だが、西田氏は財界総理の椅子を諦め切れず、住友化学の米倉弘昌現相談役の次を狙っていたとされる。西田氏が後任社長の佐々木氏に業績向上を強く求めた背景はそこにあったともいわれる。

 「完全に狂っていた」

 佐々木氏は毎月各カンパニーのトップが社長に業績の進捗(しんちょく)を報告する「社長月例」と呼ばれる会議で部下を怒鳴り散らす光景が当たり前になっていった。当時、社長月例に同席していた幹部は「完全に狂っていた」と証言する

 11年3月には東日本大震災が起こり、原子力発電所が停止したため、ほかの事業に利益の上積みを指示する機会が増えていった。既にこの時には、上司に逆らえない社内風土が形成されていた。

名門企業ゆえのプレッシャー

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