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喜劇王へのオマージュ 随所に 映画「チャップリンからの贈りもの」 ユージーン・チャプリン (2/4ページ)

2015.7.24 14:00

「事件は人間の想像を超えたもので、遺体の誘拐を知った私は絶句しました」と振り返るユージーン・チャプリンさん=2015年5月26日、東京都港区(野村成次撮影)

「事件は人間の想像を超えたもので、遺体の誘拐を知った私は絶句しました」と振り返るユージーン・チャプリンさん=2015年5月26日、東京都港区(野村成次撮影)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「チャップリンからの贈りもの」(グザヴィエ・ボーヴォワ監督)。公開中(クラシック提供)

 1978年、スイス・レマン湖畔の小さな町、ヴヴェイ。刑務所を出所したばかりのお調子者のエディ(ブノワ・ポールヴールド)と、真面目にコツコツと働く友達のオスマン(ロシュディ・ゼム)はともに移民で、なかなか安定した職に就けず生活は苦しい。オスマンは入院した妻の医療費すら捻出できない状況だ。そんなとき、2人は自宅の目と鼻の先で暮らしているチャプリンが死去したことをテレビのニュースで知る。

 ユージーンら遺族は、これまでに何度も事件の映画化やテレビドラマ化を持ちかけられたことがあった。いずれも喜劇ばかりで、心を動かされることはなかったそうだ。だからボーヴォワ監督の申し出についても「最初は(オファー自体への)驚きが50%」といったところだった。

 サーカス団の支配人役

 では、なぜ映画化に協力を申し出たのだろう。「よくよく監督の人となりを調べてみたら、あのカンヌ国際映画祭でグランプリや審査員賞を手にしたこともある才能豊かな人物だと知りました。そこが大きかったです。もっとも、遺族側に映画化を決定する権利自体があったわけではありませんでしたが、遺族に反対する者はなく、作品がドラマということもあり、味付けはご自由にという気持ちでした」。ボーヴォワ監督にチャプリンの墓地や邸宅でロケを行わせるなど最大の誠意を示した。

俳優 Eugene Chaplinラク暦

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