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戦争が生みだす混沌をエネルギーに 浦井健治、ソニン、岡本健一 舞台「トロイラスとクレシダ」 (1/5ページ)

2015.7.6 18:00

「現実的で退廃的、未来がどちらなのかと進む、現代の日本をさしているような舞台」と意気込む浦井健治さん=2015年6月17日、東京都世田谷区(長尾みなみ撮影)

「現実的で退廃的、未来がどちらなのかと進む、現代の日本をさしているような舞台」と意気込む浦井健治さん=2015年6月17日、東京都世田谷区(長尾みなみ撮影)【拡大】

  • 「現代人と昔の人をつなぐ間に私たちがいる。シェークスピアの美しい言葉を届けたい」と話すソニンさん=2015年6月17日、東京都世田谷区(長尾みなみ撮影)

 シェークスピアの問題劇の一つとされる「トロイラスとクレシダ」が上演される。紀元前のトロイ戦争を舞台とする群像劇で、敵と味方に分かれた男女の恋愛劇が核となる。その三角関係を演じるトロイの王子トロイラスの浦井健治(33)、神官の娘クレシダのソニン(32)、ギリシャ軍の将軍の岡本健一(46)は、さまざまな意味で「エネルギーを感じていただく舞台」と意気込む。

 「トロイラス」は文学座と東京・世田谷パブリックシアター、兵庫県立芸術文化センターと2つの公共劇場が組む。出演者は総勢26人で文学座から江守徹、渡辺徹、今井朋彦らベテランから若手までの実力派が参加。そこに主演の浦井ら3人と吉田栄作が加わる。「スタッフを含め文学座の皆さんからは学ぶことばかり。化学反応が楽しみ」と浦井。翻訳は小田島雄志、演出は鵜山仁。

 悲劇と喜劇が交錯

 トロイ王(江守)の末子トロイラス(浦井)はクレシダ(ソニン)に恋しパンダラス(渡辺)の仲介で結ばれる。だがクレシダは捕虜交換でギリシャ側に引き渡され、敵地で将軍ダイアミディーズ(岡本)に求愛される。一方トロイ王の長男へクター(吉田)は、戦況を打破しようとギリシャに一騎打ちを申し出る。

3人ともシェークスピア劇には縁が深い

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