米国が近年、温室効果ガスを削減できたのはシェールガス革命ではなく、単なる不況の結果だった?! 米国の研究チームが、こんな身も蓋もない調査結果を明らかにした。これまでもCO2の排出量は景気や経済活動の動きに、よりリンクしていると指摘が多かったが、今回、それが改めて証明された形となった。
影響少ない燃料変更
英BBC放送やフランス通信(AFP)などによると、この研究結果は米メリーランド大で気候変動問題やエコロジー経済学を教えるクラウス・フバーチェック教授らの研究チームが21日、英科学誌ネイチャーの姉妹誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に発表した。
研究チームは1997~2013年の米でのCO2の排出量の動きを詳細に調査したところ、97~07年は排出量が増加していたが、07~13年は減少に転じていたことを確認した。
さらに、この期間中の人口増加率や米国民の消費動向、商品やサービスを生み出すために使った労働力や原材料、使用した燃料の種類や消費量-といった経済活動とリンクする6項目の動向と照らし合わせた。