鳥獣戯画には「動物たちが相撲をとる場面がある」と再現してみせる片桐はいりさん(左)とスズキ拓朗さん=2015年7月16日、東京都世田谷区(野村成次撮影)【拡大】
片桐はNHKのEテレで小学生向け道徳番組も担当。子供の本音を映し出す世界は根強い人気があり、今回の舞台はその延長線上ともなる。「『よく分からなかったけど、変な人がいっぱい出てきて怖かった』という、『不思議で変なもの』の方が表現は豊かで、見た記憶は後々まで残る。大人になって何かを作りたい時、その記憶がヒントになればという『種植え』の気持ちです」
この数年は身体的な表現に積極的に取り組み、今回は独特の存在感がダンスと融合する。「50歳を過ぎて、動きのあるものをやれる時間が限られてきた。せりふがある演劇より勝手に想像できる点で面白い。見る人の心に何か『爪痕』が残せればうれしい」(文:藤沢志穂子/撮影:野村成次/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
8月5日から9日まで東京・世田谷パブリックシアター。問い合わせはチケットセンター(電)03・5432・1515。