「ホントにキュート、このままで完璧」と岸谷(きしたに)五朗さん(左)に褒められ、照れ笑いの島袋寛子さん=2015年7月9日、東京都新宿区(荻窪佳撮影)【拡大】
1970年代のニューヨークを舞台に、成功を夢見る若者たちを描くミュージカル「SONG WRITERS(ソング・ライターズ)」が2年ぶりに再演される。前回に続きヒロインを務める島袋寛子(31)は女優としてのキャリアを積み、「役に入るのが面白い」と演技に開眼。演出の岸谷(きしたに)五朗(50)は、時間を作っては通うニューヨークの魅力を「リアルに出せたら」と意欲を見せる。
いい意味で「ベタ」
ソング・ライターズは作詞家の森雪之丞(もり・ゆきのじょう)が脚本、作詞、音楽プロデュースを手がけ岸谷が演出。駆け出しの作詞家、エディ(屋良朝幸)と作曲家、ピーター(中川晃教)が、女優の卵のマリー(島袋)と音楽ディレクターのニック(武田真治(しんじ))の後押しでミュージカルを制作。そこにギャングの攻防が絡み、物語は現実と妄想が錯綜(さくそう)していく。
作曲はKO-ICHIRO(Skoop On Somebody)や、さかいゆうほか多彩なミュージシャンが手がけ、キャストもスタッフも前回とほぼ同じメンバーがそろった。