合区などで選挙区定数を「10増10減」する公職選挙法改正案が可決、成立した衆院本会議=2015年7月28日午後、衆院本会議場(酒巻俊介撮影)【拡大】
Q 合区で格差は縮まるのですか
A そうです。合区すれば選挙区内の有権者が増え、有権者の多い選挙区との格差は縮小するからです。ただ、今回の10増10減では格差は2.97倍にしか縮小しません。改正案を国会に提出した自民党や維新の党などの賛成多数で成立しましたが、民主党や公明党は「格差是正が不十分だ」として反対しました。連立政権を組む自民、公明両党の法案対応が割れるのは珍しいことです。
Q 合区のデメリットは何ですか
A 合区した県から確実に議員を選出できなくなることが指摘されています。参院は都道府県代表を選ぶ色彩が濃かったため、4県の自民党県連などは地方軽視につながるとして、強く反発しています。自民党も本当は実施したくなかったのです。合区をせずに定数「6増6減」で済ませられないか模索しましたが、格差が4倍を超えるため各党の協力を得られませんでした。参院で単独過半数を持たないため、やむなく最小限の合区を掲げた維新などの10増10減案で合意しました。