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細る国家資金 「山分け資本主義」限界 (2/4ページ)

2015.7.29 10:30

ロシア西部のバルチックで行われた海軍のパレードの視察で演説するウラジーミル・プーチン露大統領=2015年7月26日(AP)

ロシア西部のバルチックで行われた海軍のパレードの視察で演説するウラジーミル・プーチン露大統領=2015年7月26日(AP)【拡大】

 医薬品の国家購買は市場の約4分の1を占め、14年は3種の治療薬と血液製剤の購買に国が331億ルーブル(約701億円)を支出した。ロステク系が介在することで、国に納入される医薬品の価格は上昇する見通しだ。

 今回の動きの背景としては、主力の軍需分野でロステクの業績が伸び悩んでいる事情が挙げられる。米欧が対露制裁の一つとしてロシア産軍用品の輸入を禁止したのに伴い、ロステクの昨年の連結純利益は339億ルーブル(約718億円)と前年比15%減。医薬品分野の新たな“利権”で埋め合わせを図るつもりではないかとの見方がある。

 2000年に1期目の大統領に就いたプーチン氏は、政治と並んで経済の統制を推し進めた。重点経済分野を国営企業や特殊国策会社を通じて掌握し、資金を集中投下する国家資本主義的な手法だった。国営企業などに側近を送り込み、“甘い汁”を吸わせたという点では「山分け資本主義」でもあった。

上げ潮時代過ぎ二極化へ

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