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火口間近で「命がけ」 御嶽山、捜索を再開 (1/3ページ)

2015.7.30 08:30

八丁ダルミで捜索活動を行う隊員=2015年7月29日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、長野県警提供)

八丁ダルミで捜索活動を行う隊員=2015年7月29日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、長野県警提供)【拡大】

 昨年9月27日に発生し、57人が死亡した御嶽山(おんたけさん、長野、岐阜県)の噴火で、両県の捜索隊が29日、行方不明者6人の捜索を再開した。捜索は昨年10月16日に打ち切られて以来、約9カ月半ぶり。天候悪化のため昼ごろに終了、不明者は見つからなかった。

 捜索は10日間ほど続ける予定。長野県災害対策本部の捜索隊員は下山後、山頂付近の火山灰は固くなっており、「掘るのは重労働だった」と報道陣に述べた。

 県警など100人

 この日早朝、麓の長野県王滝村のスキー場に捜索隊員らが整列、山に向かって犠牲者に黙祷(もくとう)をささげた。阿部守一(しゅいち)知事は「訓練の成果を基に全力を尽くしてほしい」と激励。県警や消防の隊員約100人が自衛隊のヘリコプターで山頂へ向かった。

 目視や金属探知機を使って山頂付近一帯を捜した。危険で近づけない区域は長野県警の小型無人機「ドローン」などで撮影し分析する。隊員の二次災害防止のため、山頂付近に仮設シェルター4基を設置した。

行く手阻む火山灰

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