八丁ダルミで捜索活動を行う隊員=2015年7月29日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、長野県警提供)【拡大】
しかし、積もった火山灰を掘り起こすのは容易ではない。灰は多い所で50~60センチも堆積。昨年の捜索時の灰はぬかるんでおり、隊員の行く手を阻んだ。現在は土のように固くなった所が多く、棒がなかなか刺さらないという。解けた雪と混じって粘土状となっている場所もある。
なお突発噴火可能性
気象庁によると、噴煙は現在も上がっているが、火山灰は混じっていない。今年6月には、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げ、警戒範囲を火口から1キロ圏まで縮小した。一方で、小規模な噴火が突発的に起きる可能性はあるとして、引き続き警戒を呼び掛けている。
再開した捜索は火口から1キロ圏内で行われるため、対策本部は再度の噴火に備えてシェルターを置いた。隊員はヘルメットやガスマスクを装着し二次災害防止に万全を期す。
阿部知事は21日の記者会見で「命がけの再捜索」と強調。県警の担当者も「火口からゴウゴウと音を立てながら噴煙が出てくるのを見ると安全な場所ではないと実感する。山全体が危険という認識だ」と話した。(SANKEI EXPRESS)