参院本会議で質問に立つ民主党の北澤俊美元防衛相。その質問は中国共産党のプロパガンダにソックリだった=2015年7月27日、国会(酒巻俊介撮影)【拡大】
今国会成立を望む石垣市
一方、外交的配慮もあり、名指しに慎重だった安倍晋三首相(60)は憂慮を明確にした。7月28、29日の参院特別委で、岩礁を埋め立てて軍事基地を急造し、資源を違法開発する中国を名指しで指弾。法制整備が中国の強引な海洋侵出に歯止めを掛ける旨を強調した。
(1)南シナ海で中国が大規模な埋め立てを行い、東シナ海のガス田でも(日中共同開発の)合意が守られていない(2)こうした力による現状変更はできないと理解させつつ、平和的発展への方針変更を促すことが大切。法制を整備し、日米同盟が揺るぎないと内外に示すことで、わが国の平和と安全を守り抜いていける(3)中国の力による現状変更の試みには、事態をエスカレートすることなく、冷静かつ毅然として対応していく。
抑止力強化=戦争回避を目指す至極もっともな法制整備理由と思う。ところが、北澤氏は「覇道」、市田氏は「独裁の道」と、軽々に法案にレッテルを貼る。「覇道」「独裁の道」こそ、中国に浴びせる言葉であろう。