抽選会を見つめる早実・清宮(きよみや)幸太郎(中央)=2015年8月3日、大阪府大阪市北区のフェスティバルホール(松永渉平撮影)【拡大】
開会式後の開幕ゲームで同校OBの王貞治氏が始球式を務める。その試合を引く気でいた主将の加藤は苦笑いしながら、西東京大会決勝では八回に5点差を逆転しており「どんな展開でも諦めず、戦い切りたい」と心を奮い立たせた。
清宮は午前の甲子園見学で「ここに来て暴れてやるぞという気持ちが増した。期待に沿う活躍をしたい」と話し、大物ぶりを感じさせた。打席でマウンドの投手の投球動作に合わせて鋭い振りを披露し、報道陣から本塁打や安打を打つ姿を想像できたか、と問われると「できました」と会心の笑みで返した。
一塁手としては「飛び込みながら捕るのはよくあるので」と、ファウルゾーンの写真記者席までの距離やフェンスの高さを抜け目なく確かめた。(SANKEI EXPRESS)