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夜空に舞う不死鳥と、祈願の白菊 長塚圭史 (4/4ページ)

2015.8.8 11:30

花火が始まる前、鯨のような雲が長岡の空を泳いでいました(長塚圭史さん撮影)

花火が始まる前、鯨のような雲が長岡の空を泳いでいました(長塚圭史さん撮影)【拡大】

  • 【続・灰色の記憶覚書(メモ)】演出家の長塚圭史さん(提供写真)

 目に見えない「何か」

 今年の長岡では私と同じような心持ちで花火を見つめた方も多かったろう。3年前に訪れたときとは明らかに違うすごみが信濃川の川辺に確かにあった。この目に見えないような何かがきっと願いというものなんだろうな。なんてことはその時には考えなかったのだけれど、今になるとそういう気もしてくるのだ。

 瞳に焼き付くほどに花火を見つめたけれど、ホテルに戻ってのぞいた鏡の向こうの私の瞳の中からは、すでに花火は消えていた。いいや、こうしてこの原稿を書いている、あの花火を思い返しているこの時間はきっと、この瞳に長岡の花火がしっかりと咲いているはずである。(演出家 長塚圭史/SANKEI EXPRESS

 ■ながつか・けいし 1975年5月9日、東京生まれ。96年、演劇プロデュースユニット「阿佐ヶ谷スパイダース」を結成。ロンドン留学を経て、ソロプロジェクト「葛河思潮社」を立ち上げた。演出を手がける舞台『十一ぴきのネコ』が10月に東京・紀伊國屋サザンシアターと大阪・シアターBRAVA!で開催。両公演のチケットは発売中。

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