広角レンズの特徴を良く生かして、手前に一番見せたい物を大きく見せて、遠くが明るく、木などが小さく見えるので遠近法でとても広く見えます=2015年7月26日、神奈川県鎌倉市の報国寺(大川更紗さん撮影、提供写真)【拡大】
≪絞りとスピードをマニュアル設定に≫
【左】天に向かって真っすぐ伸びる竹を撮るには、やはり縦で撮る方が、納まりが良いでしょう。竹にレンズをぴったり付けてダイナミックな構図で撮影できましたね。空と竹の露出の差が激しいので、最初はオートで撮っていましたが、それでは竹が真っ黒になってしまいました。そこで、マニュアル撮影に挑戦。竹だけに半押しをしてピントを合わせるとカメラが露出を計ります。その絞りとシャッタースピードの値を覚えておいて、マニュアル設定すれば、ちょうど良い露出で撮影ができるので、難しいことはありません。ぜひ皆さんもマニュアルで撮ってみてくださいね。
【右】加藤さんは、見事に写真教室のお題である「和な陰」を写してくれました。右上の方の黒い部分が多いので、少しトリミングをして陰の部分をクローズアップしても良いでしょう。
【Data(左)】(撮影:加藤一憲さん)
・カメラ Canon EOS 5D markIII
・絞り F6.3
・シャッタースピード 1/100
・ISO 800
・WB 太陽