フッソングは1962年、ドイツ・ケラーバッハ生まれ。音楽が好きだった父親の影響で、5歳からアコーディオンを始めた。トロッシンゲン音楽学校、トロント大学でアコーディオンを学び、87年、ガウデアムス現代音楽国際コンクールでアコーディオン奏者として初めて優勝した。90年からビュルツブルク音楽院の教授を務める。
「なぜアコーディオンかといわれても、ただ音楽がしたかったのです。たまたま巡り合いました。ピアノやバイオリンのように完成された楽器ではなく、アコーディオンでさまざまな音楽の開発に携われたことは幸運でした」
古典も演奏
東京芸大に奨学生として来日した経験もあり、日本人作曲家ともなじみが深い。CDは25枚以上リリースしており、細川俊夫作品は何曲も録音し、原田敬子の作品集を出したばかり。
「日本の伝統音楽に興味があり、東京芸大に4カ月だけ留学しました。雅楽で使う笙(しょう)はアコーディオンと同じ原理で音が出ます。同じ鉄のリードを使っています。今回は、10月に薩摩琵琶とピアノ、ダンスのコラボレーションの公演が鹿児島市であるので、そのリハーサルで来日しました」