丸焦げになった自動車が並ぶ輸出サイトを捜索する消防隊員=2015年8月14日、中国・天津市(ロイター)【拡大】
報道によると、消防隊が約10分間放水した後に爆発が発生したと隊員が証言した。放水で化学物質が反応し、2度目の爆発が起きた可能性があると専門家は指摘している。中国ネットメディアによると、爆発が起きた倉庫やコンテナ集積場には、黒色火薬の原料となる硝酸カリウムや、水をかけると高い熱を発する水酸化ナトリウムなど、7種類程度の化学物質が保管されていたという。2度にわたる爆発の規模はTNT火薬約24トン相当だったと推計される。
消火活動に過誤があった可能性が出ていることに加え、住宅街の近くに危険な化学物質の倉庫設置を許可した当局への批判が高まっており、習政権は危機感を募らせている。
≪減速経済にさらなる打撃 国家戦略にも痛手≫
天津港の機能が停止したことで、貿易が低迷し、経済成長が落ち込んでいる中国にさらなる打撃となる恐れがある。習近平指導部が国家戦略として打ち出した自由貿易試験区の取り組みにも傷が付いた。