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竹製の和竿 小さい魚でも大物の感触 江戸時代から続く老舗・銀座東作 (2/5ページ)

2015.8.20 10:00

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • 和竿の材料となる竹=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ和竿。釣りの種類によって形が違う=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 和竿作りに没頭する横田俊郎さん=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 仕上がった竿の調子を見る=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 竿が直って、うれしそうな青木明節さん(右)=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ高級なえさ箱=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 江戸時代から続く和竿作りの老舗「銀座東作(とうさく)」の店舗=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)

 新素材に劣らぬ強度

 川ならフナ、タナゴ、海ならキス、ハゼ、クロダイなど、和竿は釣る魚によって、長さや太さ、釣り糸の取り付け方法が違ってくる。

 その中でも、とくに難しいのが、竿の「調子」をどう出すか。調子とは、魚がかかった時の竿の曲がり具合。調子は大きく分けて、先が曲がる「先調子」と真ん中が曲がる「胴調子」に分かれる。

 先調子は魚が食いついたときに合わせやすく、あまり曲がらないので魚を取り込みやすい利点があるが、魚の感触があまり伝わってこないうえに、先だけ折れやすい弱点もある。

 ゴボウ抜きに魚を釣り上げるのでは面白みもスリルもない。松本さんは「釣りは道中(釣り上げるまでの時間)を楽しむもの。小さい魚でも、クジラのような感触(手応え)を楽しめる竿がいい竿なんです」と話す。

 グラスロッドやカーボンの材質が改良され、釣り具は年々、強度を増している。とは言っても、和竿もそれほど劣るわけではない。体長50センチを超えるコチや1メートルのスズキでも十分に釣り上げる強度があるという。

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