サイトマップ RSS

竹製の和竿 小さい魚でも大物の感触 江戸時代から続く老舗・銀座東作 (3/5ページ)

2015.8.20 10:00

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)

竿の曲りを矯正する「火入れ」。火であぶっては曲りを直す作業を繰り返す=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • 和竿の材料となる竹=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ和竿。釣りの種類によって形が違う=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 和竿作りに没頭する横田俊郎さん=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 仕上がった竿の調子を見る=2015年8月5日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 竿が直って、うれしそうな青木明節さん(右)=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 店頭に並ぶ高級なえさ箱=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 江戸時代から続く和竿作りの老舗「銀座東作(とうさく)」の店舗=2015年8月3日、東京都港区(原圭介撮影)

 用途に合わせ加工

 和竿に使う竹の種類は、ヤダケ、ハチク、ホテイチク、マダケ、マルブシなど。弾力性や丈夫さ、節の間隔、断面の形(丸さ)に違いがあり、竿の用途に合わせて使い分ける。

 刈り取った竹を3~4年間、乾燥させ、作る竿の長さに合わせて切り、火であぶって真っすぐにする「火入れ」をし、「印籠(いんろう)つなぎ」などの差し込み口をつくって、補強のため糸で巻き、漆を塗る。

 火入れと漆を塗る作業は7回ほど繰り返す。漆を固めるために、湿気のある室(むろ)に入れると、火入れをした竹が、水分を吸収して、元の曲がった状態に戻ってしまうためだ。だから、1本の竿ができるまで、最低4カ月、特別な注文品となると半年かかる。

秘伝を教室で

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ