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【佐藤優の地球を斬る】イラン・露接近 米の宥和策につけ込む (1/3ページ)

2015.8.22 09:00

8月17日に首都モスクワで会談したイランのモハマド・ザリフ外相(左)とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相=2015年、ロシア(AP)

8月17日に首都モスクワで会談したイランのモハマド・ザリフ外相(左)とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相=2015年、ロシア(AP)【拡大】

  • 作家、元外務省主任分析官の佐藤優(まさる)さん=2014年3月20日、東京都新宿区(大里直也撮影)

 イランとロシアが接近している。7月末にイランのイスラム革命防衛隊の精鋭組織「コッズ」部隊のカセム・ソレイマニ司令官がロシアを訪問した。

 シーア派革命の重要人物

 ソレイマニ司令官は、外国でのイスラム革命防衛隊のシーア派革命の輸出に関与する重要人物だ。イランによる国家テロを体現した人物と言ってよい。最近は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が統治するイラクやシリアの領域においてイラク軍の支援を行っている。IS統治地域内の拠点をイラク軍が奪還しているが、これはイラク軍の実力によるものではない。イランから派遣されたイスラム革命防衛隊の精鋭部隊の力によって、ISが掃討されているのである。

 ソレイマニ司令官は、シリア、レバノン、イエメンなどでもイランの影響下にあるシーア派にてこ入れし、スンニ派アラブ世界に対してくさびを打ち込んでいる。米国のイランに対する宥和政策が、中東の国際秩序を不安定にしている。

 ロシアはこのような状況を冷静に判断し、イランに対するてこ入れを強化した。それが7月末のスレイマン司令官の訪露につながった。当然、米国はこの動きを懸念している。

サウジアラビアの影響力を低下させることに腐心

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