山田浩二容疑者の逮捕から一夜明けた22日、事件解決を待ち望んでいた平田奈津美(なつみ)さん、星野凌斗(りょうと)さんの同級生らには、改めて怒りと悲しみが広がった。
「容疑者が逮捕されてよかったという気持ちと、『なつ』をあんな目に遭わせて許せないという気持ちが半々」。同級生の女子生徒(12)は複雑な胸の内を明かす。小学校の卒業時、平田さんから思い出の動画をもらうほどの仲だった。
「(山田容疑者には)なつのことも星野のことも、知っていること全部話してほしい」と涙ぐんだ。
星野さんと仲が良かった同級生の女子生徒(13)は「なんで星野まで。犯人のことは絶対に許せへん」。事件の数日前まで一緒によく遊んでいたが、「もっと遊べばよかった。もっとたくさんしゃべればよかった。つらすぎる」。
2人が通う寝屋川市立中木田中学校近くに住む町会役員の男性(68)は、「子供だけで外出させるのが怖いという声が上がっていたので、逮捕の知らせを聞いてほっとしている。冥福を祈りたい」と話した。