高官会談を終え、握手する北朝鮮の黄炳瑞(ファン・ビョンソ)・朝鮮人民軍総政治局長(左)と韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)・大統領府国家安保室長(右)ら=2015年8月25日、板門店の韓国側施設「平和の家」(AP)【拡大】
朝鮮半島の緊張緩和に向け、軍事境界線がある板門店で断続的に行われていた韓国と北朝鮮の高官協議は25日未明、南北関係改善のための当局者会談の早期開催などで合意した。北朝鮮は韓国軍に被害が出た4日の地雷爆発に遺憾の意を表明。韓国は25日正午(日本時間25日)、全11カ所の政治宣伝放送を中止した。北朝鮮も準戦時状態を解除したと報じられている。懸念された軍事衝突は回避された。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制が対韓関係改善に向けて対話姿勢を示した形だ。拉致問題や核開発問題に影響を与えるか注目される。
韓国側の首席代表を務めた金寛鎮(キム・グァンジン)大統領府国家安保室長は協議終了後、北朝鮮から「(軍事挑発に関する)謝罪と再発防止の約束を得た」と強調した。
一方、報道によると、北朝鮮側の首席代表を務めた黄炳瑞(ファン・ビョンソ)・朝鮮人民軍総政治局長は協議後、合意を評価した上で韓国は根拠のない事件を作ったなどとして、地雷爆発の責任を否定するような発言をした。