(左から)子供の貧困対策センター「あすのば」事務局長の村尾政樹さん、一般社団法人「Get_in_touch」理事長の東ちづる、代表理事の小河光治さん(tobojiさん撮影、撮影協力:Turandot臥龍居)【拡大】
「経済」と「心」の支えに
「子供がセンター」を合言葉にしている「あすのば」では、児童養護施設出身者、母子家庭育ちといった当事者が中心になって活動している。「大変な状況は子供たちが一番よく知っている。だからまず子供たちの声を聞くことが大切」と小河さんは考えている。
中心メンバーの一人で、事務局長を務める村尾さんは25歳。小学6年生の時に母親を自殺で亡くし、あしなが育英会の奨学金を受け北海道大学を卒業した。
「自分は貧乏だけど貧困じゃないという子もいる。貧乏に困りごとが付随し貧困になるのだと思う」と村尾さんは実感している。
「『貧』だけを経済的に援助すればよいというものではないし、『困』だけ見ていてもいけない。何よりも彼らの自尊心を大切にしながら、誰もがよりよく暮らすにはどうすればいいのかという視点で考えていきたい」