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台湾・馬政権、南シナ海めぐり“空回り”「中国、日本の双方に無視され…」 (3/4ページ)

2015.8.28 09:00

8月25日、台北市内で開かれたシンポジウムで、講演する台湾の馬英九総統=2015年、台湾(田中靖人撮影)

8月25日、台北市内で開かれたシンポジウムで、講演する台湾の馬英九総統=2015年、台湾(田中靖人撮影)【拡大】

 だが、南シナ海平和イニシアチブへの米国の反応は、発表直後に国務省が「評価する」としたものの、それ以外の目立った反応はない。国防総省が今月、初めて公表した「アジア太平洋の海洋安全保障戦略」報告書では、提言に触れないばかりか、台湾当局が本島周辺に設定した「領海基線」の引き方などが国際法に合致しないとして「懸念」を示しており、国際法順守の姿勢を強調してきた馬政権としてはメンツを潰された格好だ。

 より厳しい評価も

 民間の反応はより厳しい。米学術誌「ナショナル・インタレスト」(電子版)に6月に掲載された米研究者の論考は、南シナ海平和イニシアチブを「ユートピア的な理想論」とし、「成功の見込みはない」と断じている。その理由は「中国の同意がなければ、いかなる提言も願望にすぎない」からだという。

 この論考は、馬総統が成果とする東シナ海での提言についても「中国、日本の双方に無視された」と切り捨てた。実際、日本側が漁業取り決めの締結に応じたのは、尖閣問題での中台共闘を阻止したいという戦略的な思惑があったから、という理解が日本では一般的だろう。

台湾が主張する「周辺水域」とは…

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