「自分のアルバムは、サウンドトラックのコーナーに入っていたんですね(笑)。そして『あなたは歌手なの? 声優なの?』と聞かれた。曲はオリジナルなポップスなのに、どうしてサントラのコーナーに入っていたのか、自分でも不思議でしたよ」
最初の10年のイメージは、CM・サントラ界の巨匠である菅野よう子のプロデュースも大きく影響したのだろう。ファンにとって、“癒やす力”の強い彼女の柔らかな歌声は、葛藤と無縁のようにも思えた。しかし裏では悩み、煮詰まることもあったという。
「29歳のとき、ついにいっぱいいっぱいになって、初めて40日間も、たった一人で旅行をしたんです。旅の間に初めて曲ができて、力が湧き出るようになったんですね」