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パキスタン「桃源郷」 花開く女子教育 (1/3ページ)

2015.9.4 07:00

パキスタン北部フンザにある「ハセガワ・メモリアル・パブリック・スクール」の生徒ら=2015年8月10日(共同)

パキスタン北部フンザにある「ハセガワ・メモリアル・パブリック・スクール」の生徒ら=2015年8月10日(共同)【拡大】

 ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさん(18)が2012年、イスラム過激派に銃撃された事件を機に広く知られるようになったパキスタンの厳しい教育環境。貧困や保守的な文化を背景に学校に通えない子供が多いパキスタンで、100%に近い就学率を誇る地域がある。住民らは“教育の力”を重んじており、関係者は「国全体のモデルに」と意気込む。

 夢は留学と医師

 「この問題の答えは?」。数学教師のサルタジ・アリさん(27)が教室の白板に数式を書きながら問い掛けると、約20人の生徒が「5です」と元気よく声をそろえ、ノートにペンを走らせた。みんな真剣な表情で授業に耳を傾ける。

 カラコルム山脈の7000メートル峰に囲まれ、美しい景観から「桃源郷」とも呼ばれる北部フンザ。中心都市、カリマバードにある「ハセガワ・メモリアル・パブリック・スクール」では、2~17歳の約1100人が学ぶ。1999年にこの山脈のウルタル2峰(7388メートル)で雪崩に巻き込まれ死亡した登山家の長谷川恒男氏(1947~91年)にちなんで建てられた。

貧困克服の伝統

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