モルグロフ次官は、「根室半島と歯舞群島の間に国境線を画定する、すなわち北方四島がロシア領であることを日本が認めるならば平和条約を締結してもよい」という高圧的姿勢で日本に臨んでいる。ロシア外務省の消極的姿勢を突破する力はプーチン大統領にしかない。しかし、プーチンは中国を訪問する途上、シベリアのチタに立ち寄ってこんなことをしている。
<ロシアのプーチン大統領は2日、東シベリア・ザバイカル地方のチタを訪れ、第二次大戦の犠牲者の記念碑に献花した。/ロシア極東のシベリアではこの日、第二次大戦終結70年を祝う事実上の対日戦勝記念式典が行われ、軍人や各種兵器によるパレードが実施された。シベリアで行われた式典に国家元首が参加するのは初めてとみられる。プーチン氏はパレードには出席しなかったが、献花をすることで住民の愛国心を鼓舞する狙いがあったとみられる。/現地報道によると、プーチン氏は地元住民らと握手を交わし、住民らは涙を浮かべていたという。>(9月2日「産経ニュース」)