女子200メートル平泳ぎを2分22秒41で優勝した渡部香生子(わたなべ・かなこ)=2015年9月6日、静岡県浜松市西区の浜松市総合水泳場(共同)【拡大】
水泳の日本学生選手権最終日が6日、浜松市総合水泳場などで行われ、競泳は女子200メートル平泳ぎで世界選手権金メダルの渡部香生子(わたなべ・かなこ、早大)が2分22秒41で100メートルとの2冠に輝いた。男子400メートル個人メドレーは瀬戸大也(だいや、早大)が4分12秒10で200メートルに続き優勝した。
渡部の優勝は貫禄十分だった。女子200メートル平泳ぎで2番手に2秒以上の差をつけ圧勝。1年生ながら100メートルとの2冠を達成し、「憧れだった舞台で、またいい経験が積めた。4年連続2冠を目指したい」と笑った。
先月の世界選手権後は大学の夏季講習に追われて多忙な日々だった。本調子ではない中で、最初の100メートルは日本記録を上回るペースを刻み「泳ぎが安定している証拠」と手応えがあった。世界女王は手を抜かず、来夏の五輪へと突き進む。(SANKEI EXPRESS)