不満層支持うけ独走
6月の出馬表明で「メキシコは問題のある人間を米国に送り込んでいる。彼らは強姦犯だ」などと発言して不法移民の強制送還を公約したのを皮切りに、暴言を繰り返しているトランプ氏だが、過激な発言が逆に保守派や従来の政治家に不満を持つ層からの支持を集め、支持率は衰えるどころが伸長している。ここ1週間の世論調査でも、10人を超す共和党候補たちの中でトップを独走。支持率30%前後を記録し、2位以下を20ポイント近く引き離している。
現在の時点で世論調査に応じているのは、政治意識が高く、現況に不満を持つ層に偏っており、今後、より広範な層の有権者が世論調査や予備選等の投票行動に関わるようになれば、「トランプ旋風」はやむとみられていれる。しかし、一時的であれ、トランプ氏がこれだけ支持されることに米国の病巣の深さを見る識者は多い。共和党主流派にとって「トランプ-ペイリン」の組み合わせは、悪夢のタッグだ。(SANKEI EXPRESS)