減刑勝ち取るも「不十分」
エジプトのカイロでは8月29日、13年夏の軍クーデター後に国の安全と名誉を傷つける「誤ったニュース」を報道したとして懲役7~10年の1審判決を受けたアルジャジーラの記者3人に禁錮3年の判決が言い渡された。この「減刑判決」でも、クルーニーさんの敏腕が発揮された。結婚後にクルーニーさんが弁護団に加わり、会見などを仕切るようになって注目度が高まると、エジプトの破棄院は今年1月、3人の裁判のやり直しを命じたのだった。
判決後記者会見したクルーニーさんは「一歩前進だが、不十分。無罪を勝ち取るまで戦う。シーシー大統領には、誇りがあるのなら、直ちに恩赦を出しなさいと言いたい。証拠も示されておらず、これは言論弾圧以外何ものでもない」と力説した。
レバノン・ベイルートで生まれ、幼少期に家族で英国に移住したクルーニーさんは、英語、フランス語、アラビア語を自在に操るトライリンガル。現在は他にも、ウィキリークスのジュリアン・アサーンジ容疑者(44)やウクライナのユリア・ティモシェンコ元首相(54)ら名だたる著名人の弁護を務めている。「ジョージ・クルーニーの妻」という肩書が加わったことで、担当する各裁判はメディアの注目度が俄然アップし、「世界の目」を味方につけた格好だ。(SANKEI EXPRESS)