9月9日、仏ストラスブールの欧州議会で演説するジャン=クロード・ユンケル欧州委員長(左)=2015年(ロイター)【拡大】
割り当てはイタリア、ギリシャ、ハンガリーに到着した難民申請者16万人が対象。ドイツ約4万人、フランス約3万人で、全体の5割近くを占める。暫定措置だが、ユンケル氏は割り当てを将来の緊急時にも適用できる恒常的な制度とする考えも表明。加盟国には14日の臨時内務・法務相理事会で合意するよう求めた。
EU域外からの流入がとまらず、加盟国が個別に国境警備を強化するなどの事態が相次げば、シェンゲン協定で認めた欧州諸国間の自由移動に影響が出かねない。ユンケル氏は「シェンゲンは欧州統合の象徴。自分の在任期間中に廃止させない」と訴えたが、欧州の結束が問われている。(ベルリン 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)