9月9日、仏ストラスブールの欧州議会で演説するジャン=クロード・ユンケル欧州委員長(左)=2015年(ロイター)【拡大】
≪移民との区別 状況に応じ判断≫
中東や北アフリカから多数の移民や難民が欧州に流入し、深刻な問題となっている。移民と難民はどう違うのか。Q&A形式でまとめた。
Q それぞれの定義は
A スイス・ジュネーブに本拠を置く国際移住機関(IOM)によると、「移民(migrant)」は外的要因ではなく、自発的に移住を決めるケースを指す。「自身や家族の将来の展望の改善」などの目的で、自発的に別の国や地域に移住する人々だとしている。
一方、「難民(refugee)」は1951年に採択された「難民条約」で、「人種、宗教、国籍、政治的意見、特定の社会集団に属すること」などを理由とした迫害を受ける恐れがあり、他国に逃れる者と定義される。紛争や人権侵害などを逃れた人々も難民として扱われている。