9月9日、仏ストラスブールの欧州議会で演説するジャン=クロード・ユンケル欧州委員長(左)=2015年(ロイター)【拡大】
また、この機に乗じて不法に入国する人がいないともかぎらない。ドイツの税関では最近、偽物のシリア旅券が入った複数の小包が見つかった。激しい内戦が続くシリアの出身なら難民に認定されやすいと考える人々もいるのだろう。
EUは難民と認めた人々は受け入れる一方、偽装難民や不法移民の早期送還も目指す方針を示している。
≪豪 1.2万人受け入れ拡大≫
オーストラリアのトニー・アボット首相(57)は9日、シリアなどから難民1万2000人を新たに受け入れると発表した。アボット氏は、「女性、子供、家族を優先する」とし、ヨルダン、レバノン、トルコにいる難民らを優先して保護する方針を示した。
アボット氏は今月4日、海岸に流れ着いたシリア難民の子供の写真に触れ、昨年度は約4400人を受け入れたシリアとイラクからの難民の数を増やす方針を表明していた。ただ、本年度に受け入れる予定の難民、1万3750人の枠内としていた。