ロンドン五輪金の李雪●(=草かんむりに内。内の人を入に、り・せつぜい)を破り、4強入りした山口茜(あかね)=2015年9月11日、東京都渋谷区・東京体育館(共同)【拡大】
バドミントンのスーパーシリーズ、ヨネックス・オープン・ジャパン第4日は11日、東京体育館で各種目の準々決勝が行われ、女子シングルスで2年ぶりの優勝を狙う山口茜(あかね、18)=福井・勝山高=が、ロンドン五輪金メダルの李雪●(=草かんむりに内。内の人を入に、り・せつぜい、24)=中国=を21-19、13-21、21-16で破り、4強入りした。奥原希望(日本ユニシス)は三谷美菜津(みたに・みなつ、NTT東日本)に2-1で勝った。
山口は第2ゲームを奪い返されて戦術変更。「大きい展開に変えてラリー勝負」と一転、高いロブショットを多用した最終ゲームは半ばすぎに混戦を抜け出し「相手の思うようにやられた後、しっかり修正できた。85点」と声を弾ませた。
五輪女王には初対戦から3連敗した後、6月のインドネシア・オープンに続いて2連勝となった。「トップといい試合ができるだけでなく、勝ちきれるようになってきた。リオデジャネイロ五輪だけでなく、キャリアを通じて上を目指す中で自信になる」。もはや“金星”の表現は当てはまらない。(SANKEI EXPRESS)