王適嫻(おう・てきかん)を破り決勝進出を決めた山口茜(あかね)=2015年9月12日、東京都渋谷区の東京体育館(共同)【拡大】
バドミントンのスーパーシリーズ(SS)、ヨネックス・オープン・ジャパン第5日は12日、東京体育館で各種目の準決勝が行われ、女子シングルスで2012年世界ジュニア選手権覇者の奥原希望(のぞみ、日本ユニシス)が昨年のSSファイナルを制した戴資穎(たい・しえい、台湾)に21-12、14-21、21-19で競り勝ち、初の決勝に進んだ。2年ぶりの優勝を狙う山口茜(あかね、福井・勝山高)も王適嫻(おう・てきかん、中国)を21-12、15-21、26-24で破り、決勝で奥原と対戦することになった。
18歳の山口と20歳の奥原。強豪の中国選手と対戦した山口は、4度あった相手のマッチポイントをダイビングレシーブでしのぐなど執念の逆転。「勝敗に関係なく目の前の1点を取りにいけた」と破顔一笑した。
対戦成績は奥原の4勝0敗。それでも奥原は「今の日本を引っ張っているのは確実に彼女。諦めず拾いたい」と挑戦者の立場を強調。山口は「私には意表を突くちょっと変なプレーがある」と負けん気をのぞかせた。(SANKEI EXPRESS)