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ラスベガス歌舞伎 噴水の中 涼呼ぶ「鯉つかみ」 (1/2ページ)

2015.9.13 10:30

巨大で豪華な屋外噴水に造った特設ステージで披露された歌舞伎作品「KABUKI_Spectacle」。市川染五郎さんらが熱演すると、観客からは大きな歓声と拍手が湧き起こった=2015年8月15日、米ネバダ州ラスベガスのホテル「ベラージオ」(提供写真)。(C)松竹株式会社

巨大で豪華な屋外噴水に造った特設ステージで披露された歌舞伎作品「KABUKI_Spectacle」。市川染五郎さんらが熱演すると、観客からは大きな歓声と拍手が湧き起こった=2015年8月15日、米ネバダ州ラスベガスのホテル「ベラージオ」(提供写真)。(C)松竹株式会社【拡大】

  • ラスベガスでは初の歌舞伎公演となった=2015年8月15日、米ネバダ州(提供写真)。(C)松竹株式会社
  • ホテル「ベラージオ」には連日多くの観客が詰めかけ、5回の公演で10万人が日本の歌舞伎の世界を堪能した=2015年8月15日、米ネバダ州ラスベガス(提供写真)。(C)松竹株式会社

 芝居「鯉つかみ」を演目にした歌舞伎役者、市川染五郎さんによる新しい歌舞伎エンターテインメント「KABUKI Spectacle at Fountains of Bellagio」が8月14~16日の3日間、米ラスベガスの豪華ホテルの巨大な屋外噴水に造った特設ステージで披露された。エンターテインメントの本場に今回の公演のために書き下ろした音楽が響き渡り、見物客らは日本の古典芸能をベースにショー的な要素を加えて仕上げた独創的な世界に酔いしれた。

 「ハロー、ラスベガス」。約30分間の公演は染五郎さんの掛け声でスタートした。鯉つかみは水を使った夏場に人気の演目で、主人公がコイの精と水中で格闘するさまを主題とし、コイとの格闘シーンが最大の見せ場。染五郎さんが水に入って大きなコイの人形を振り回すと、観客から歓声が起きた。相手役は中村米吉さんが勤めた。

テクノロジー融合 見せ場は圧巻

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