【プロ野球】両リーグＭＶＰ、２０００安打　中日・小笠原が引退

　セ、パ両リーグで最優秀選手（ＭＶＰ）に輝いた中日の小笠原道大（みちひろ）内野手（４１）が今季限りで現役を引退することが１３日、分かった。球団関係者が明らかにした。

　小笠原は千葉・暁星国際高からＮＴＴ関東を経て１９９７年にドラフト３位で日本ハムに入団。打力を生かすため捕手から内野手に転向し、２００２年から２年連続で首位打者となり、０６年には本塁打と打点の２冠を獲得し、パ・リーグＭＶＰに選出された。フリーエージェント（ＦＡ）で巨人に移籍した０７年にはセ・リーグＭＶＰに選ばれた。１１年５月に通算２０００安打を達成した。

　１３年オフに中日に移籍してからは代打の切り札として活躍。１２日のヤクルト戦でも六回に代打で勝ち越し打を放ち、今季は出場４８試合で打率は．３１８をマーク。通算成績は打率．３１１、２１１９安打、３７８本塁打、１１６９打点。日本代表として０４年アテネ五輪と０６、０９年ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）にも出場した。（ＳＡＮＫＥＩ　ＥＸＰＲＥＳＳ）